オフィス移転・リニューアルに役立つコラム
オフィス内見時の注意すべきポイント
仕事の作業効率や、従業員のモチベーション維持にも直結するオフィス選び。オフィスの新規設立の際や、移転してから「こんなはずではなかった」とならないためには、契約前の内見は重要です。
今回は、賃貸オフィスの内見で注意すべきいくつかのポイントをご紹介します。
最近は360°ビューなど写真からの情報量も増えましたが、実際の物件とネット上で確認できる情報、不動産の資料や写真とでは異なる点も多く、特に立地条件など詳細が把握できないこともあります。
内見しなければわからないことがある
最近では、不動産に行かなくてもネット上で多くの物件を確認することができます。ネットだけでオフィス探しを完結させたいという方もいるでしょう。しかし、実際に現地に行かなければ把握できないこともたくさんあるため注意が必要です。
例えば、立地条件やオフィス内の構造、広さなどは内見しなければわからないことが多いです。特に立地条件は、ビジネスをする上で重要なポイントとなります。人通りが少なく、わかりにくい場所にあるオフィスでは、顧客が訪れにくいなど、ビジネスに影響がでてしまうかもしれません。そうならないためにも、実際に現地を訪れて駅からの距離や人通り、騒音などを確認しましょう。
オフィスのレイアウトを決める際にも内見が重要になります。なぜなら、ネット上に掲載されている写真と実際の物件では異なる部分が多いと言われているためです。
写真は、撮っている場所によって角度や広さの見え方が変わってきます。写真を見ながら、「ここに〇個ぐらい机を置けそうだな」などと考えていても、実際の物件は写真で見るよりも広い、あるいは狭いなどのズレが生じ、レイアウトを考え直さねばならない可能性がでてくるのです。
内見と内覧の違いとは
「内見」は気になるお部屋やオフィスを見に行くこと、「内覧」は新築物件の完成を確認することを意味します。
オフィスを内見する際のチェックポイント
オフィス選びに失敗しないために、内見で見るべきポイントを把握しておくことが大切です。見落としてしまいがちな部分もあるので、事前に確認しておきましょう。
また物件を比較検討するためには、一度にいくつも内見することがほとんどで、一軒あたりにかけられる時間はそう長くないでしょう。そこで内見当日に物件を効率良く見てまわるための方法についてもご紹介します。
条件を事前に確認しよう!
物件を探す時にはあらかじめ予算や立地など希望の条件などを決めているはずです。ネット上の情報や不動産の資料を元にそれに当てはまった物件を選んだとしても、いざ内見して見ると実際の条件が異なっている場合があります。
内見の前には、はずせない条件をもう一度洗いだしておきましょう。
<内見前に確認しておくべき条件>
・予算、家賃
・エリア、立地
・広さ
・設備内容
・契約内容
場所ごとに確認したいポイントについて
ここからは、実際の内見時に見るべきポイントを紹介します。
上記で紹介した条件にプラスして自社イメージに合う物件か、快適に作業ができるかを確認しながら見ていかなければなりません。
また住宅物件と異なり、オフィスの契約後には内装工事が入ります。その際に予定していたレイアウトが組めずに時間がかかって予算オーバーすることがないよう、場所ごとのチェックポイントをおさえましょう。
エントランスや共用部をチェック
従業員だけでなく、顧客の出入り口ともなるエントランスは、会社の「顔」にもなる大切な部分です。エントランスの広さや壁の色合いによって印象が変わってくるので、具体的なイメージを持っておくことが大切です。
共用部の確認も重要です。駐輪場や駐車場の有無、ゴミ置き場の管理、トイレの臭いなど、従業員が気持ちよく出社できるための環境が整っているかもチェックしましょう。
室内や設備をチェック
従業員が最も長く過ごすオフィスの室内環境は非常に重要ですので、イメージしているレイアウトが可能かどうか確認しましょう。
軽視されがちなのが設備の環境です。特に、空調、電気、ネット関係は業務の効率を左右するため、それぞれ自由に設定ができるか、光ケーブルが引き込まれているかなどを見ておきましょう。
また日当たりも重要です。日光浴には、幸せホルモンであるセロトニンを分泌する効果があると言われているため、太陽光の差し込むオフィスを選ぶことが重要です。
日当たりの悪いオフィスを選んでしまうと、従業員が「季節性感情障害」になる可能性があります。これは、日照時間の短い秋から冬にかけてうつ症状が現れやすいとされる精神疾患で、光を照射することで改善するとされています。
周辺環境をチェック
オフィス周辺の環境は、内見時にしかわからないことがたくさんあります。なかでも騒音は、現地で確認しなければわからない問題でしょう。
賃貸ビルのほとんどは、鉄筋コンクリートや鉄骨で建てられているので、上下階の音はそれほど気にならないことが多いです。
ただ、人通りや車通りが多い立地のオフィスであれば外からの騒音が大きな問題になります。
オフィス周辺の環境は、会社のイメージと直結します。例えば、歓楽街などの騒がしく、治安が心配な場所の近くにあるオフィスは、なんとなく行きづらいと感じる方もいるでしょう。また、女性の社員に不安を与えてしまうので、採用や人事にも影響がでる可能性もあります。
またコンビニエンスストアや郵便ポストの位置も確認しておきましょう。
オフィスを内見する際の持ち物とは?
オフィスを内見する前に確認しておくことと、内見当日に見るべきポイントを把握できたら、いよいよ内見といきたいところですが、その前に必要なアイテムを揃えておかなければなりません。
また、上記で紹介したチェックポイントを全て覚えておくのは大変です。頭の中だけでチェックしていては抜けが発生する可能性もあるので、リストを作成しておくことをおすすめします。ここでは、内見に必要な持ち物と、チェックリストの内容を紹介します。
内見にスマホは必須アイテム!
賃貸オフィスの内見に訪れる際には、以下の持ち物が必要です。
1.メモ用紙
2.筆記用具
3.メジャー
4.カメラ
5.方位磁石
6.懐中電灯
7.間取り図
8.スリッパ
一覧にしてみると、結構多いと感じるでしょう。1~3は必須アイテムですが、メモ機能を利用すればスマートフォンで代用可能です。メジャー代わりになるアプリもありますが、多少の誤差がでてしまうため、より正確に測定したい場合はメジャーを利用しましょう。
4~6もスマホで代用できます。間取り図は、不動産業者が用意してくれるので、それを持っていきましょう。スリッパは改装工事中の物件など、床が汚れている場合に必要となるので、100均などで使い捨てのスリッパを購入しておくと便利です。
オフィス移転のことならブロードへお任せください!
ブロードなら移転関連の諸業務をワンストップにて対応、移転担当者様のご負担を軽減いたします。。
最適なオフィスデザインのご提案から、引越し・移転時のサポート、アフターフォローまで一貫してお任せいただけます。移転の際に不要になったオフィス家具の廃棄や、内装・電気工事の管理・施工も可能です。
▼ご相談・見積もり依頼はこちら